絆創膏…というか、自宅用ドレッシング材 (創傷被覆材) の話です。
先日指を怪我した際に、「湿潤環境が大事!」って思ったところまでは良いのですが、期限の切れた創傷被覆材を貼り付けた結果、その粘着力により、かろうじてくっついていた皮膚が取れるというプチ惨事にみまわれました。😢
怪我の内容にもよりますが、粘着力があるものは控えておいた方が良い時ってありますよね。軟膏+ガーゼでもよかったかもしれませんが、くっつかない創傷被覆材が結構よかったので、ご紹介します。
プラスモイスト
薬局で見つけたのがこれ。プラスモイスト。
浸出液を適度にコントロールしてくれるみたいです。そして貼り付きにくいメッシュ構造。
かなり大きいのですが、カットして使えるので、お得感満載です。
- 適度な湿潤状態に整えることで、治癒までやさしく保護します。
- 創傷面(キズ口)の乾燥や痂皮(かさぶた)形成による固着を防ぐので、交換時の痛みも少なく快適です。
- 創傷面(キズ口)から出る過剰な浸出液を吸収し、創傷面(キズ口)以外の皮膚が「ムレる」、「ふやける」、「カブレる」等の皮膚トラブルが生じにくい構造です。
株式会社瑞光メディカルより引用
原理
透過層を構成するメッシュシートは、全面が微細孔を有するセル構造をしており、創部の乾燥や痂皮形成(かさぶた)の結果生じる本品と創部との固着を防ぎます。
また、このセル構造は創部からの浸出液等を貯留することができます。過剰な浸出液等が生じる場合は吸収層を構成する不織布により吸収することで、健常皮膚部での浸出液に起因する浸軟等の皮膚障害を生じにくくします。吸収した浸出液等はフィルムからなる防漏層により漏出させません。
添付文書より
なんかよさそう
とりあえず使ってみよう
使ってみる
好きな大きさにカットして使うことが出来ます。
柔らかい素材で、傷口にくっつきにくい。
原則、軟膏・クリーム・オイル等とは併用しないでください、とのことでした。シートの効果を邪魔するのかもしれません。
今回の傷は2日目以降あまり浸出液が出ていなかったので、乾燥を防ぎたくて自己判断でワセリンを一緒に使っていました。正しい対応であったかは分かりません。これは自己責任でやりました。
いずれにしても、これを使っている間は、傷口にシートが貼り付くこともなく、傷口が乾燥することもなく経過しました。
※ テープは途中から茶色いマイクロポアテープに変更しました。
プラスモイストを固定するテープも付いていたので、それで固定したら良いのですが、今回の傷はできるだけ外部の刺激を避けたいのに、外部の刺激を受けやすい指先だったので、プラスモイスト+テープの上にガーゼで保護をしました。
ガーゼ保護のおかげで、うっかり強い力がかかってしまうこともなく、治療に専念できました。なんかすごい怪我した人みたいになってしまいましたが (笑)、でもやってよかったです。
一応、貼り付きにくくはなっているけれど、万一貼り付いた場合は、水道水などで傷口を濡らすなどしてゆっくりはがすように、と書いてありました。
でも今回は、幸い貼り付くことは一度もなく、交換のストレスが少なくてすみました。傷によっては、貼り付かないことは結構重要かと思います…。
最後に
今回の傷は、浸出液がたくさん出るような感じでもなかったので、これを使うのがベストであったかは分かりません。が、少なくともくっつきかけている皮膚が再度取れてしまうなんていう失態はおかすことなく (参照: 指先の皮膚が少しとれちゃった話 )、傷口が乾燥することもなく、ゆっくりしっかり治すことができたかなと思っています。完全に個人の感想ですが、使ってよかったです。😆
今後も傷によってはこのプラスモイストを活用させてもらいます!
それでは今回はこのへんで。ヽ(*´∀`)